定款添付が必要な商業登記【宇都宮市 会社登記】

暑い日が続きますね。

上三川町の司法書士の市村です。

6月会社の事業年度に応じて、役員変更登記のご依頼をいただくことが多かったです。

定款の添付が必要な登記

1.定款に基づき、取締役会非設置会社が代表取締役を互選で選定したとき

2.定時株主総会で役員が任期満了退任をするとき

 ただし、株主総会議事録に任期満了退任する旨の記載がある場合は不要です。

3.解散、清算人及び代表清算人の就任の登記(清算人会の規定を確認するため)

4.株主名簿管理人の設置

  ①定款 ②株主名簿管理人を決定した書面 ③株主名簿管理人との契約を証する書面

5.取締役会の書面決議

  会社法第370条の規定が定款に含まれていることを確認するために必要です。

6.定款で特別の定めをした場合

  非公開会社が、株主割り当てによる株式発行をする場合に、取締役会で決議できる旨

7.株主総会の定足数について別段の定めがあり、一定の場合

  株主総会特別決議の定足数を「議決権の3分の1」と定めた定款がある場合において、

  議決権の過半数が出席している場合 ⇒ 定款の添付は不要です。

  議決権の3分の1が出席している場合 ⇒ 過半数の出席がないため、

  定款の定めで定足数を軽減していることを証明するため定款の添付が必要です。

定款の原本または原本証明

定款を添付書類として用いるときは、

定款の原本を提出するか、原本証明をしたものを提出します。

定款の写しに、以下のような記載をして、会社実印を押印します。

【この定款の写しは、原本と相違ないことを証明する
   令和6年〇月△日
   本店住所  
   法人名
   代表取締役  ○○ ㊞】
 
複数枚による割印は不要のようです。

このコラムをご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

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